- agoraorchesterchor
- 2019年11月5日
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紆余曲折を経て、AGORA第9回演奏会はドヴォルザークのスターバト・マーテルに決まりました。
「スターバト・マーテル(悲しみの聖母)」は我が子イエス・キリストの十字架上の死に直面した母マリアの姿を描いた詩として有名ですが、ドヴォルザークはこの作品を作曲する中、立て続けに我が子を失うという現実の不幸に見舞われます。深い悲しみの中にありながらも、彼はひたすら、筆を止めることなく、このスターバト・マーテルを完成させます。全曲を通じて暗い曲調ですが、最後のアーメンコーラスに悲しみの先にある何かを感じる方も少なくないのではないでしょうか。どうぞご期待ください。